牡蠣やお好み焼きなどの特産品の歴史

広島県の魚介類では牡蠣が有名で、広島県の牡蠣の養殖と生産量は日本一を誇ります。牡蠣はカキフライ、炊き込みご飯、鍋と様々な調理法があります。その牡蠣は、実は縄文時代や弥生時代から食べられていたことが貝塚から分かっています。

そして、室町時代の後半になると牡蠣の養殖が行われるようになったそうです。そのことによって、これまでより多くの牡蠣を取れるようになり、より多くの人々に食べられるようになりました。

こうした歴史がある牡蠣は、食べる際に一つ注意しておきたいことがあります。それは、牡蠣には食中毒の危険性も存在しているということです。食べる際にはそのことを頭に入れて、調理法などを工夫しましょう。

広島県といえば、広島風お好み焼きも有名です。広島風お好み焼きは、広島県の郷土料理です。関西にもお好み焼きがありますが、作り方が異なります。関西風お好み焼きは生地や具材を混ぜてから鉄板焼きにしますが、広島風お好み焼きの場合はそうではありません。

広島風お好み焼きは生地や具材を混ぜるのではなく、一つずつ重ねながら焼いていくものです。そして何よりも大きな違いは、広島風お好み焼きの場合はお好み焼きのなかに麺が入っていることです。関西風お好み焼きはトッピングをしない限り、麺はついてきません。

日本でのお好み焼きの歴史は、千利休が始まりといわれます。その後、お好み焼きは戦後に広まり、お店や屋台で全国的に食べられるようになりました。そして、なかでも広島県では郷土料理として親しまれるまでになったのです。